真夜中遊園地

シャングリラのブログです

【アルティメットファイナル】最終24位 命懸けスタン

 


1.はじめに


こんにちは、シャングリラ(@pokeShangrira) | Twitter)です。今回はインターネット大会、アルティメットファイナルにおいて23勝3敗のレート1776、最終位を獲得した構築について紹介したいと思います。特に被り要素は無いですが6-6であることを意識して組んだ構築なので将来参考にするときの為に記事として残しておきます





2.構築経緯

 まずアルティメットファイナルの特徴として
・使用プールは全解禁
・パーティ内におけるポケモン、道具ともに被りの制限無し
・6匹全員を選出する所謂6-6ダブル
※仕様によりバドレックスは1体のみ
等がありました。7世代におけるウルトラファイナルのような大会であり世代最後のお祭りルールと言ったところです。

 
 同じ伝説幻ポケモンを何体でも採用可能な点のインパクトは非常に大きいですが、個人的にはそれよりも構築の6体全員を絶対選出する点の方がいつものルールと最も大きな違いだと考えました。単純な試合時間の延長に加えて、相手の裏に控えるポケモンの数がいつもより多い分技を一貫させるのが難しくなった点、いつもよりダイマックス無しで動かすポケモンが増える点などが想定されたため、まず・構築の軸は4(5)ターンで終わる追い風(トリル)ではなく粘土込みで8ターン続く壁 ・最初からダイマックスエース1体に決定、他は非ダイマでも動ける面子で固める ことの2点を意識して構築を組み始めました。

 まず粘土を持つ前提なので壁張り役は高耐久が望ましいとオーロンゲを、ダイマックスエースの候補としてはカイオーガイベルタル、Wキュレムディアルガ等が挙がりましたが火力、出力の安定性、技範囲、技の通りの良さ、耐性を考慮してディアルガをに採用しました。また、ダイマックスを必要とせず動けるスイーパーとして、高い素早さからS操作を必要とせず上を取れて命中安定の高火力一致打点を振り回せる黒バドレックスザシアンがスイーパーとして加わりました。

 ここまで構築の4体が決定しましたが、先に書いたよう裏に控えているポケモンの数がいつもより多い為耐性受けされる可能性が高くなっている問題をどう解決するかが残っていました。ディアルガの技範囲が広いとは言え初手からダイマックスさせても存分に暴れ回れるかは不安が付きまっているのでロンゲと並べて初手に繰り出しどんな対面でも相手を倒せるポケモンを居ないか考えました。しかしそんな都合の良いポケモンは思いつかなかった為スカーフビクティニの命がけで1-1交換することにしましたビクティニは命がけを使えるポケモンの中で最もHP種族値が高く(分かりにくいのでLv.50時で言うと)HP実数値207以下のポケモンを無理やり倒すことが可能です。今作ではダイマックスを切られた場合一方的に命を散らすだけになってしまいましたが、6-6ダブルというお互い初手ダイマックスが切りにくいルール上命懸けが決まりやすいのではないかと考え先発役で採用しました。


 最後に場に掛かるS操作の価値が弱体化しただけ相手の能力変化に作用するS操作は別に変りなく強い為、凍える風によるサポートができながら安定性のあるアタッカーとしてチョッキカイオーガを採用し6体を決定しました。

以下常体

3.個体紹介



オーロンゲ@光の粘土 腕白HBD振り分け


ボックスに居た壁と電磁波を覚えてる個体を連れてきたので調整はLv.50時点のもの。ただ大会中に気付いたのだが、横のビクティニが命がけで退場すると場にオーロンゲ1体のみとなりリフレクターや光の壁の倍率がダブル仕様の3/4からシングル仕様の1/2となるためちゃんとそれ用の耐久調整を施した方が良かったのかもしれない。猫騙しは相手の追い風を止めて横のビクティニの命がけを確実に通す為。ノーウェポンで若干の使いづらさはあったが6体も選出してるので1体くらいフルサポートでも何とかなった。

ビクティニ@拘りスカーフ 勇敢HS(陽気のはずだった)

初手に投げて命を懸けて散っていくポケモン。6-6ルールで初手ダイマは切りにくいだろうと高を括り数多のグラカイとに対して特攻して行った。蜻蛉は初手で黒バドと対面した際に上から襷を削り、裏のカイオーガでチョッキ+光の壁でアスビに受け出す為だった。鬼火は何か不意打ちを透かせる技が欲しかった為。1回ソルガレオを焼けたから良かったと思う。


陽気ミントを使い忘れ元の勇敢のままなので最速ザシアン、黒バドレックス、スカーフグラカイに上を取られる。控え目に言ってありえないし死ぬほど立ち回り辛かった

 

 

ディアルガ@命の珠 控え目CS


幅広く弱点を突ける技範囲の広さと一致技で抜群を突かれにくい耐性、壁と相性の良いダイスチルとダイアース及びに巨獣斬耐性を評価しダイマックスエースとして採用した。実際26戦中22~24戦はダイマして存分に暴れてくれた。ディアピの際はピッピへの攻撃も受け止める必要がある都合Hに降っていたが今回は制圧力を最大限活かすためにCS。

 

ザシアン@朽ちた剣 陽気haS


ボックスに居た最速ザシアン。ちょっとHに降っているけどLv.50時の調整なので意味は無い。剣舞はそんなに使わなかったがおかげで勝てた試合はあったし格闘技が無くて負けた試合は無いのでヨシ!



黒バドレックス@気合いの襷 臆病CS


ずっと後発から投げてアストラルビットを打ってた。こっちも悪だくみも身代わりも使わなかった。マジで今まで襷黒バドレックスは使ってこなかったが、剣盾最後の最後にして和解できて良かったと思う。コイツこんなポケモンなんだ


カイオーガ@突撃チョッキ 控え目Hbcs


ボックスに居たほぼHBカイオーガ。突撃チョッキに物を言わせた耐久を盾に凍える風でS操作を行う動きが非常に強力で、黒バドミラーにおける同速対決の回避等幅広い場面で活躍してくれた。

4.結果

23-3のレート1776で最終24位



全解禁ランクマが楽しかったこともあり特にどこでも調整せずぶっつけ本番で潜った結果、4試合目にビクティニの性格が勇敢であることが判明。上に行くほどこれが原因で負けた時のダメージが大きそうなので適当なところで切り上げようと判断し、割と調子よくポンポン勝って30位以内に入れたところで撤退した。あまり初手でスカーフカイオーガに対面しなかったのが幸い。

 

5.雑感

結構ビクティニの命がけが決まり構築として機能していただけにミントの使い忘れが悔やまれる。こちらPTはサイクルする気はなくガンガン残数を削っていく構築なので試合消化の負担が少なくはあったのも良かったと感じた。SVでは潜る前の最終チェックを忘れないようにしたいと思う

ここまでお読みいただきありがとうございました。